＋＋＋


私は駅のプラットホームに立っていた。
隣にはポスターを担いだ帝さん、前方には物見高いやん先輩(元局長)と元々局長がいた。

やがて汽車が到着、もずくさん一同は車内に乗り込んだ。
つもりだったが、汽車に乗ると同時にそこは飛行機の機内へと変化していた。
あれ、どうして私こんなところにいるんだろう、なんて迷いは無かった。
私たちの使命は１ヵ月後の放送フェスティバルの宣伝をすること。
車内だろうが機内だろうが構わない。とにかく宣伝をするんだ。
やん先輩、引退した身でしょうが折角いるんだから手伝ってください。

「ぇ？イヤだ」

俺は機内に乗ってる他校の友達に用が会ってきたんだ、お前らを手伝う暇はねぇ。
そう言って、フェスティバルの優待券だけ私の手から奪い取り、先輩は去っていった。
ひったくり･･･　思ったけれど、口に出して言うのはやめた。
代わりに後からすんごい目にあわせてやる、と心に誓って。

フェスティバルの宣伝をし始めていくらもたたないうちに、突然飛行機が揺れ始めた。
機内のあらゆる所でシートベルトのマークがついて、
「間もなく離陸致します」という放送が流れた。
どうしようどうしよう、とあたふたする帝さんを促し、
私たちは空いている席へ座ってしっかりとシートベルトを締めた。
飛行機は離陸する。あのものすごい耳への気圧感･･･。
私たちに選択の余地は無かった。ただ問題は一つ、
「お金払ってないのに乗っちゃった･･･」
着陸してから、私と帝さんはそっと飛行場の出口を見やる。
強行突破で行く？強行突破で行く？強行突破で行こう！
３･･･２･･･１･･･Ｇｏ！！













＋＋＋


アニマー：「･･･夢にしては随分しっかりしてるなぁ。」

帝：「ぃゃでもまずお金を払わなきゃ機内に入れないんじゃあ･･･」

あんず：「そこは夢だからいいんですよ！」


ある日の暮れ方、薄暗い放送室では紫色の蛍光灯だけが煌々と光っていました。
「発声練習３セットは、キツいとかそーゆー問題じゃなく飽きる！！」
と勇敢にも進言したアニマーがマンネリを解消すべく自ら打ち出した解決策。
が、室内が暗くても明るくても飽きる時は飽きるんですね。
ということで今日は無礼講！皆の「最近見た夢」が話題になりました。

アニマー：「この前アノヒトが夢に出てきてドキドキしたなぁ～」

あんず：「帝先輩は、好きな人の夢とか見ないんですか？」

帝：「そもそも人が出てくる夢を見ることさえあまり。。。
　　　カバンごと家に忘れて学校に行く夢とかなら見るけど」

それはそれで切ないものがある。

あんず：「私はこの前ペンギンと競争する夢見ました」

Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)ペンギンと競争っすか？！
北極の氷の中でサバイバル対決？！

あんず：「水泳のテストでですね～、ペンギンと勝負して、
　　　　　ペンギンに勝てなかったら合格できないんですよｗ」

私：「な、何と険しい。。。！そういう時はアレだね、
　　　サカナをスタート地点に沢山置いといて足を食い止めさせるに尽きるｗ」

帝：「それじゃあ不正行為でスタートした瞬間に不合格だろっ！」

アニマー：「この前アノヒトが夢に出てきてドキドキしたなぁ～」(２度目)


楽しい夢、哀しい夢、人はその心の奥深い部分を反映してか、実に様々な夢を見ます。
目が覚めた後、必ず考えるのは「戻って来れてよかったなぁ」ってこと。
たまに入って抜け出せなくなる夢とかあるからね。精神振り絞って脱出するハメに[(笑)]


皆さんも夢を見るのもほどほどに！もずくです。ｗ

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