この人の話をしておかないと次の話につながらない。
３年生になりたて早々こんな強烈なキャラを紹介するのもアレですが、
ちょっとここでもずくさんのトモダチというかドレイを紹介します。

「バリトン何ちゃら」というＨＮを持っているようなので、
ここではバリー君で統一。
すごいんです、成績はいつも一番か二番か三番で、
数学の暗算なんかもう神のなせる業。４桁×４桁も３秒という怪物的な存在。
そしてそのお人柄もタダモノじゃあなかった。

まだ２年生になりたてのころ、同じクラスになった私たち。
もずくさんは知っての通り汽車通学、バリー君は別区域からバス通学でした。
と、バリ君が親戚の事情か何かで１週間ほどもずく地域から汽車で通うことに。

と、唐突な質問から一日が始まった。

バリー：「もしここに窒素が１kgあったらどうする？」

私：「へ？･･･ん～、皆を窒息死させますね」

バリー：「じゃ、金が１kgあったら？」

私：「もちろん売りさばきますよ。入手した５倍の金額で」

バリー：「ヘリウムが１kgあったら？」

私：「はぁ･･･とりあえず人間の声はどこまで高くなるのか実験しますよ」

バリー：「水素は？リチウムは？」

私：「･･････」

何なんですか。
何の罪があって私はこんな意味の無い質問に答えなければいけないんですか。

疲れきったころ目的地に到着。
おぉ、もういいよ、お願いだからもう何も話しかけてくれるなっ！！
それでも尚バリー君は独り言のように喋り続ける。
改札を抜け、駅を出て後ろを振り返り、

「うわぁ、人がこんなに沢山いるよ！！」

Σ(゜Д゜≡゜д゜)そんなところで感動しなくていいから！！
平安時代の絵巻物の中から飛び出して来ちゃったみたいなリアクションいらないから！！


そして半年ほど前、
メールしている途中イキナリ私への呼び名が　もず→もずもず　になりました。
変換キーでも押して打ち間違えたのかな、と思いきや
翌日からリアルで「もずもず」と呼ばれるように。
どうしてそんな心境に至ったのか問うてみると、
「ボクのまわりにはもずもずと同じ名前の人がいっぱいいるから」だそうです。
ちなみにもずくさんの本名はそりゃあもう有りふれていますが
決して重ねやすい名前ではないと思うんだけどなぁ。言いづらいぞ。


そして昨日ついに
「私を奴隷にして下さい」的なメールが到来。
何だかわからないけど呼称を　もずもず→もず嬢　に変えることで一件落着。
ぃゃ、リアルでは「もずもず」のままなんだけど･･･。

とにかく天才の考えることはわからない！
そしてこの人物が帝さんと親友になるのは、また別の話。
(親友になるかどうかもまだわからないけどとりあえず今回同じクラスにｗｗ)


古典の授業中ニヤニヤしてる友達の次は変わり者天才青年の紹介でした。
とにかくもずくさんの周りには色々な人が多いです、もずくです。ｗ

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